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2022.06.08

洗面所から異臭が…。原因は!

本日は、今までの経験に無い最新家電が原因のトラブル事例をお話します。

最近の電化製品は自動運転や自動洗浄、省エネなど、機能面においてめざましいものがあります。
ただ、最新鋭の電化製品は今まで起こり得なかった、思いもよらぬトラブルも発生しています。
今回は洗面所で起こったトラブルを事例としてご紹介します。

ある日、「最近、洗面所から異臭がする」とのご相談がありました。
調査に向かうと配管には水漏れなどの痕跡もなし。原因は洗濯排水口(トラップ)の中の水が全く無いことによる封水切れ。
あまり洗濯をされない方なのかと伺うとそうでもない。
インターネットで色々と調べてみると、同じ症状のものが出てきました。

それは洗面所に設置してある「最新鋭洗濯機」が原因でした。
設置されている洗濯機はヒートリサイクル乾燥機能が搭載で、乾燥時に排水ホースより温風を排出することにより、排水トラップ内の封水が乾燥してなくなるそうです。
封水とは、文字のとおり、水で蓋をする働きのことなのですが、封水する水が無くなると下水の臭いが室内に上がってきてしまうのです。
ただ、そこは最新の家電。
洗濯機には洗濯終了後に自動で封水用の水を補充する機能が搭載されています。

それなのに、なぜ水は空っぽになるのか?

色々家主様に色々聞いて見ると、洗濯が終わると節電の為、直ぐにコンセントを抜きます。終わったのに何やら動作音がするので気持ち悪くて。
とのお返事。
流石に自動的に封水を補充する機能が搭載された洗濯機でも、途中で運転を停止したり、電源を切ってしまわれては、封水用の水は補充されません。
使用方法をお互いに確認しあって事なきを得ました。

最近の新しい家電製品や節水型トイレ、食洗機など過去には起こらなかったトラブルが多々発生するようになりました。

水廻りは何気なく使用していますが、日々、新しい製品が発表され、新しい工事方法ができたりして、私達も知らなかった新たなトラブルも日々発生しています。
その度に私達は勉強となり、知識の更新をしていかなければいけないことを実感します。

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